「陸上における小規模無線機器操作の専門家」
総合無線通信士または陸上無線技術士の下位資格の位置づけの資格で、第一級(一陸特)、第二級(二陸特)、第三級(三陸特)、国内電信級(国内電信)の4種に細別される。陸上無線技術士の範囲である放送局や海岸局、海岸地球局、航空局、航空地球局、無線航行局等の操作を行うことはできないことになっています。
メリット
電気通信事業会社やタクシー、鉄道など活躍できる場はたくさん考えられます。
難易度
第一級で約30%、第二級で約75%、第三級で約80%、国内電信級で約25%の合格率。
オススメ度:3(5段階中最高が5)
昨今、学生から社会人まで相当数の人数が取得しています。特に受験資格がない資格なので、ぜひ取得しておきたいです。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 試験科目
- 第一級
- 無線工学
- 多重無線設備(空中線系を除く。)の理論、構造及び機能の概要
- 空中線系等の理論、構造及び機能の概要
- 多重無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の概要
- 多重無線設備及び空中線系並びに多重無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の概要
- 法規
- 第二級
- 無線工学
- 無線設備の取扱方法(空中線系及び無線機器の機能の概念を含む。)
- 法規
- 第三級
- 無線工学
- 無線設備の取扱方法(空中線系及び無線機器の機能の概念を含む。)
- 法規
- 国内電信級
- 法規
- 電気通信術
- モールス電信 1分間75字の速度の和文による約3分間の手送り送信及び音響受信
- 試験日(年三回)
- 6月期:6月中旬
- 10月期:10月下旬
- 2月期:2月上旬
- 試験場所
- 東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇
- 受験手数料
- 第一級:5,352円
- 第二級:5,152円
- 第三級:5,152円
- 国内電信級:4,552円
- 申請書受付期間
- 6月期:4月初旬から中旬まで
- 10月期:8月初旬から中旬まで
- 2月期:12月初旬から中旬まで
- 申請書要旨は、日本無線協会事務所又は一般財団法人情報通信振興会にて販売(用紙代120円)、郵送請求、インターネット申請も可能
- 合格基準
- 第一級
- 無線工学:120点満点中、75点以上
- 法規:60点満点中、40点以上
- 第二級
- 無線工学:60点満点中、40点以上
- 法規:60点満点中、40点以上
- 第三級
- 無線工学:60点満点中、40点以上
- 法規:60点満点中、40点以上
- 国内電信級
- 法規:60点満点中、40点以上
- 電気通信術:
- モールス信号(送信):100点満点中、70点以上。
- モールス信号(受信):100点満点中、70点以上。
- 結果発表
- 問い合わせ先
- 公益財団法人 日本無線協会 本部
- 〒104-0053 東京都中央区晴海3-3-3
- 電話番号03-3533-6022
- ホームページ:http://www.nichimu.or.jp/