「大規模・高層建築物における定期点検ができる専門家」
大規模建築物等については、防災管理業務の実施が義務づけられ、その実施状況を毎年1回定期的に防災管理点検資格者に点検させ、その結果を消防機関に報告する防災管理点検報告制度が創設されています。対象は、共同住宅、格納庫、倉庫等を除く、すべての用途の建築物等で、①11階以上で延べ面積1万㎡以上、②5階以上10階以下で2万㎡以上、③4階以上で5万㎡以上および地下街で1,000㎡以上。
メリット
対象になっている大規模・高層建築物における就職・転職が考えられます
難易度
講習で取得可能のため、易しい
オススメ度:3(5段階中最高が5)
防災管理点検資格者は、防災管理業務の遂行上管理的又は監督的な地位にある場合において防災管理者となることができます。
資格概要
- 資格の種類
- 受講資格
- 防災管理者として、3年以上その実務の経験を有する者
- 防災管理講習修了者で、5年以上その実務の経験を有する者
- 市町村の消防職員として防災管理業務について、1年以上その実務の経験を有する者
- 市町村の消防職員として、5年以上その実務の経験を有する者(前3項に掲げる者を除く。)
- 市町村の消防団員として、8年以上その実務の経験を有する者
- 防火対象物点検資格者として、3年以上その実務の経験を有する者
- 受講内容
- 1日目
- 防災管理の意義及び制度
- 防災管理に係る訓練及び教育
- 防災管理に係る消防計画
- 2日目
- 防災管理対象物の点検要領
- 修了考査
- 防災管理の意義及び教育制度関係(防災管理の意義及び制度、防災管理に係る訓練及び教育、防災管理に係る消防計画)(9問)
- 点検要領関係(防災管理対象物の点検要領)(7問)
- 受講日
- 地域によって異なりますので、実施先までお問い合わせください。
- 受講場所
- 受講手数料
- 新規および1,2科目免除者:18,500円
- 3科目免除者:17,400円
- 受講申請書受付
- 地域によって異なりますので、実施先までお問い合わせください。
- 合格基準
- 各分野ごとに50%以上で、全体の出題数の70%以上正解で合格となります。
- 結果発表
- 地域によって異なりますので、実施先までお問い合わせください。
- 免除
- 以下に該当する方は、該当する科目の受講免除の申請をすることができます。
- 消防団員として実務経験8年以上の者は、防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 消防職員として実務経験5年以上の者は、防災管理に係る訓練及び教育(1.5時間)と防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 防災管理者として実務経験3年以上の者は、防災管理の意義及び制度(1.5時間)と防災管理に係る訓練及び教育(1.5時間)および防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 防災管理講習修了者として防災管理上必要な業務について実務経験5年以上の者は、防災管理の意義及び制度(1.5時間)と防災管理に係る訓練及び教育(1.5時間)および防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 消防職員として防災管理の実務経験1年以上の者は、防災管理の意義及び制度(1.5時間)と防災管理に係る訓練及び教育(1.5時間)と防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 再講習未受講により防災管理点検資格者の資格を失った者は、防災管理の意義及び制度(1.5時間)と防災管理に係る訓練及び教育(1.5時間)と防災管理に係る消防計画(1.5時間)が免除されます。
- 問い合わせ先
- 一般財団法人 日本消防設備安全センター
- 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館内
- 電話番号:03-3501-7912
- ホームページ:http://www.fesc.or.jp/