「輸出入通関業務に関する専門家」
物を輸出、輸入するときに必要な税関での手続きを代行する仕事です。通関士は、通関業者の社員として、商社やメーカーなどに代わって通関手続きを行っています。
メリット
通関士の就職先は運送会社、海運会社、倉庫会社などの通関業者が多いです。通関士の資格で独立開業はできませんが、資格を武器に商社や貿易会社、銀行などに就職・転職するかたも多いです。
難易度
合格率は、およそ10%強を推移しています。
オススメ度:4(5段階中最高が5)
アジア方面の貿易量は、今後も伸びると思われるので、まあまだニーズは高いが、必ずしも給与水準が高いわけではありません。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限はありませんので、どなたでもこの試験を受けることができます。
- 試験科目
- 通関業法(選択式・択一式:各10問/50分)
- 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 (選択式・択一式:各15問/1時間40分)
- 通関書類の作成要領その他通関手続きの実務(1時間30分)
- 通関書類の作成要領(選択式・計算式2問)
- その他通関手続きの実務(選択式・択一式・計算式:各5問)
- 試験日
- 試験場所
- 北海道、新潟、東京、宮城、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本、沖縄
- 受験手数料
- NACCS利用の場合:2,900円
- NACCS以外の場合:3,000円
- NACCSとは輸出入・港湾関連情報処理システムを指します
- 受験願書受付期間
- 合格基準
- 以下全ての満たす場合、合格となります
- 通関業法:満点の60%以上の得点率
- 関税法等:満点の60%以上の得点率
- 通関書類の作成要領その他通関手続の実務:満点の60%以上の得点率基礎能力試験
- 結果発表
- 免除
- 通関業者の通関業務や関係省庁で関税その他通関事務に15年以上従事した者は、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法および通関書類の作成要領その他通関手続きの実務の科目が免除されます
- 通関業者の通関業務や関係省庁で関税その他通関事務に5年以上従事した者は、通関書類の作成要領その他通関手続きの実務の科目が免除されます
- 問い合わせ先
- 財務省関税局
- 〒100-8940 東京都千代田区霞が関3-1-1
- 電話番号03-3581-4111(代表)
- ホームページ:http://www.customs.go.jp/tsukanshi/index.htm