「財政や金融および税金に関する専門家」
財務省の出先機関、財務局で財政や金融のプロとして活躍しています。予算が正しく活用されているかの調査や、災害時の復旧関連費用の査定、地域金融機関の調査、証券会社の監視、などかなり幅広い仕事をしています。
メリット
国家公務員のため、給与は安定しており、福利厚生なども充実しています。公務員の給与削減が叫ばれており削減の可能性も否定できませんが、まだ一般企業と比較すると安定性、上昇率は高いと言えます。
難易度
27年度実績で合格率は約15%、26年度実績で合格率は約10%と難関。
オススメ度:5(5段階中最高が5)
経験を積んでキャリアアップすることで、希望すれば金融庁や財務局での勤務も夢ではありません。海外の大学院などへ留学チャンスもございます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 21歳以上30歳未満の者。
- 21歳未満の者で次に掲げるもの。
- 大学を卒業した者及び試験年度の3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者。
- 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び試験年度の3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
- 試験を受けられないもの
- 日本の国籍を有しない者
- 国家公務員法第38条の規定により国家公務員になることができないもの
- 成年被後見人又は被保佐人
- 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者
- 一般職の公務員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
- 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
- 試験内容
- 第1次試験
- 基礎能力試験(多肢選択式40題)
- 知能分野(27題)
- 文章理解[11]、判断推理[8]、数的処理[5]、資料解釈[3]
- 知識分野
- 専門試験(多肢選択式76題出だ40題解答)
- 必須
- 選択
- 民法・商法、統計学、政治学・社会学、会計学(簿記を含む。)、経営学、英語、情報数学、情報工学
- 専門試験(記述式)1科目選択
- 第2次試験
- 試験日程
- 試験場所
- 第1次試験
- 札幌、盛岡、仙台、東京、新潟、松本、静岡、名古屋、金沢、京都、大阪、松江、岡山、広島、高松、松山、福岡、熊本、鹿児島、那覇
- 第2次試験
- 札幌、仙台、さいたま、名古屋、金沢、大阪、広島、高松、福岡、熊本
- 受験手数料
- 願書受付期間
- 合格基準
- 第1次試験
- 第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び専門試験(多肢選択式)において基準点(満点の30%)以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。
- 第2次試験
- 第1次試験合格者のうち、専門試験(記述式)において基準点以上であり、かつ、人物試験においてA~Cの評価である者について、第1次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。
- 結果発表
- 特例措置
- 視覚障害の程度により、拡大文字により試験、解答時間の延長などの措置が講じられる場合があります。(事前申し込み必要)
- 身体に障害がある為、着席位置の指定、車椅子の使用など、受験の際に何らかの措置を希望される方は、あらかじめ申し出が必要です。
- 問い合わせ先
- 財務省財務局
- 〒100-8940 東京都千代田区霞が関3-1-1
- 電話:03-3581-4111
- ホームページ:http://www.mof.go.jp/about_mof/recruit/zaimu/saiyou.htm