「菓子製造業で働く人の衛生面での管理に関わる資格」
パンやお菓子を製造するに当たって、公衆衛生や製造者の資質向上などを目的とし、安全性の高い食品を作る資格。調理師と同じように、業務そのものは資格がなくても行うことができるが、有資格者以外は名乗ることが出来ない名称独占資格である。
メリット
飲食店を開業する際に必要な「食品衛生責任者」と同等の資格でもあるので、独立を考えている場合は取得しておいた方がよい資格です。多くのパティシエも取得をしています。就職先としては菓子製造販売店、ホテル、レストランなどが挙げられます。
難易度
試験自体が都道府県によって異なる為、合格率もばらつきがあるが、おおよそ60%〜80%です。
オススメ度:4(5段階中最高が5)
資格取得しておくだけで、一定の技術や知識を持ちあわせているという証明になりますので、就職や待遇面で有利になることがあります。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 以下どちらかを満たしていれば、受験可能
- 厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師として必要な知識、技能を修得した者
- 中学校卒業以上の学歴があり、食品衛生法第51条の規定による菓子製造業施設で2年以上製菓業務に従事した者(過去に2年以上の従事期間があれば、現在、製菓業務に従事していなくても構いません。)
- 試験科目(都道府県によって頃なる)
- 学科試験(6科目、計60問、4肢択一方式)
- 衛生法規
- 公衆衛生学
- 栄養学
- 食品学
- 食品衛生学
- 製菓理論及び実技
- 実技試験
- 製菓実技は、「和菓子分野」「洋菓子分野」「製パン分野」の3分野の中から、受験者が1分野を選択して解答します。
- 試験日
- 試験場所
- 受験手数料
- 都道府県によって異なる
- 都道府県によっては、その県内に住所があり、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳を所持する者については、受験料が免除になる場合があります。
- 申し込み方法
- 合格基準
- 全科目の合計得点が満点の6割以上で、0点の科目が無いこと。(科目免除者も含む)
- 結果発表
- 免除
- 職業能力開発促進法施行令別表に掲げる検定職種のうち、菓子製造に係る1級若しくは2級又はパン製造に係る特級、1級若しくは2級のいずれかの技能検定合格証をお持ちの方は、製菓理論及び実技の試験科目の免除を受けられます。
- 問い合わせ先
- 厚生労働省生活衛生局食品保健課もしくは各都道府県衛生主管部
- ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/