「経営管理能力および問題解決能力水準を認定する検定試験」
マネジメント検定(経営学検定)試験は、経営に関する基礎的・専門的知識やその応用能力としての経営管理能力や問題解決能力が一定水準に達していることを全国レベルで資格認定するわが国唯一の検定試験です。この試験は大学生や、ビジネス・パーソンに対して、経営に関する一定水準の学習目標とインセンティブを提供することを意図しています。
メリット
学生にとってこの試験は、経営学に関する基礎的知識が一定水準に達していることを全国レベルで資格認定されるという意味で、就職活動に際して強力なアピールの材料になります。また、各種組織で働く社会人やビジネス・パーソンにとっては、経営各分野の専門的知識やその応用能力が一定水準にあることを自己確認できるだけでなく、キャリアアップの有力な武器にもなります
難易度
近年合格率は上級1次で81.3%、2時で62.5%、中級で48.7%、初級で44.5%
オススメ度:3(5段階中最高が5)
現在、大学では経営教育の質的アップを図るための成果判定や大学院入学試験に、企業では採用や昇格試験、次代の経営幹部養成、社内ビジネス・スクール等の研修評価などに活用されています。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 受験内容
- 上級(経営幹部としての実践的経営能力を判定)
- 1次試験:180分
- 2次試験
- マネジメント・ プランの作成(経営課題に関するレポート:記述式/2週間で自宅作成、事前提出)
- マネジメント・ プランの作成(経営課題に関するレポート:記述式/2週間で自宅作成、事前提出)
- 小論文に書いた内容に基づいたプレゼン用資料を作成し、グループメンバーと試験官に説明する
- グループ・ディスカッション(時間:40分)
- 中級(マークシート/180分)
- 第一分野
- マネジメント
- マネジメントの基本、経営戦略、組織デザインとマネジメント、マネジメント・スキルなど
- マーケティング
- マーケティングのコンセプト、マーケティング環境の分析と標的市場、マーケティング・プログラム、新しいマーケティングの考え方など
- 第二分野
- 経営財務
- 経営財務の意義、資金調達と資本構成、資本市場と投資、企業価値、業績評価と経営分析、管理会計など
- 人的資源管理
- 経営戦略と人的資源管理、人事制度、雇用管理、人事評価と昇進・昇格、報酬制度と福利厚生、能力開発と組織開発、労働時間管理、労使関係と労働組合、リーダーシップとモチベーション、職場ストレスとメンタルヘルス
- 初級(マークシート/90分)
- 企業システム
- 会社と経営、企業・会社の概念と諸形態、所有・経営・支配と経営目的、コーポレート・ガバナンス、日本型企業システムなど
- 経営戦略
- 経営戦略の体系と理論、全社戦略、事業戦略、機能別戦略、経営戦略の策定と経営環境など
- 経営組織
- 組織に関する基礎理論、経営組織の基本形態、企業組織の諸形態、組織の制度・管理・文化など
- 経営管理
- 経営管理の基礎理論、経営機能と管理機能・リーダーシップ・マネジメントプロセス、経営計画、コントロールなど
- 経営課題
- M&Aと買収防衛策、経営のグローバリゼーション、企業経営と情報化、企業の社会的責任(CSR)と企業倫理、環境経営など
- 受験日
- 受験場所
- 上級
- 1次試験:札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、福岡
- 2次試験:東京
- 中級・初級:札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、福岡
- 受験手数料
- 上級
- 中級:6,800円(分野別再受験の場合は、各3,700円)
- 初級:4,700円
- 受験願書申し込み受付
- 上級
- 1次試験:9月上旬から10月下旬
- 2次試験:12月上旬から1月下旬
- 中級・初級
- 合格基準
- 上級
- 1次試験:200点満点中、65%以上の得点で合格となります
- 2次試験:300点満点中、65%以上の得点で合格となります
- 中級
- 初級
- 結果発表
- 免除
- 上級
- 一次試験のみ合格した場合、受験後に実施される試験2回までに限り、一次試験が免除されます
- 中級
- どちらかの分野に合格した場合、受験後に実施される試験2回までに限り、合格分野が免除されます
- 問い合わせ先
- 一般社団法人 日本経営協会
- 〒151-8538 東京都渋谷区千駄ケ谷3-11-8
- 電話番号:03-3403-1330
- ホームページ:http://www.noma.or.jp/kentei/mqt/index.html