「社会人としての役立つ簿記の検定試験」
簿記実務検定とは、帳簿の付け方、そして帳簿に書かれている数字の意味を把握するだけでなく、経営管理や経営分析の基礎能力があることを認定する資格です。商業高校や商業に関する学科を設置している高校などでは、進路決定に役立つ資格として、簿記は登竜門の資格に位置づけられています。就職においては、経理事務関係の職種の採用試験を受験する場合に有利になります。簿記の資格を取得しているということは、そのまま、企業の経営管理に貢献できるという証明で、企業で経理事務を担当する人にとって、必要不可欠な資格といえます。
メリット
企業の経理部門など、ホワイトカラーでの就職・転職を目指すなら取得しておきたい資格の一つである。
難易度
近年合格率は、1級会計:約35%、1級原価計算:約50%、2級:約50%、3級:約50%
オススメ度:3(5段階中最高が5)
取得する場合は、最低でも2級以上の取得が望ましい
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 受験内容
- 1級
- 会計
- 株式会社の会計処理を中心に会計法規や企業の業績測定等に関する内容も出題されます。
- 2級、3級の範囲、取引の記帳、帳簿と伝票、決算、企業会計の基礎、資産の評価、損益計算、連結財務諸表、財務諸表の活用
- 原価計算
- 製造業で用いられる簿記で、製品の製造に要した金額(原価)の計算手続きについて出題されます
- 原価と原価計算、費目別計算、部門別計算、製品別計算、製品の完成・販売と決算、原価情報の活用
- 2級
- 商品売買業を営む個人企業の発展的な会計処理と、株式会社の基本的な会計処理について出題されます
- 3級
- 商品売買業を営む個人企業の基礎・基本となる会計処理について出題されます
- 受験日(年2回)
- 受験場所
- 受験手数料
- 1級1,300円(1科目)
- 2級~3級:1,300円
- 受験願書申し込み受付
- 合格基準
- 1級
- 各科目とも100点満点中、70点以上で合格となります
- 2級~3級
- 結果発表
- 免除
- 問い合わせ先
- 公益財団法人 全国商業高等学校協会
- 〒160-0015 東京都新宿区大京町26
- 電話番号:03-3357-7911
- ホームページ:http://www.zensho.or.jp/