「マンション契約締結前の重要事項の説明をする専門家」
主にマンション管理会社の従業員として、管理委託契約時に重要事項説明をし、組合に対して管理状況の報告などを行う仕事をします。マンション管理業を営む際に設置が義務付けられている。
メリット
就職先としては、全国に無数にあるであろうマンション管理会社が多いです。資格取得者に対して資格手当を出す企業もあります。
難易度
ここ10年は、合格率は20%程度です。マンション管理士よりは少々難易度は低いですが、ともに厳しい試験であることは間違いありません。
オススメ度:4(5段階中最高が5)
不動産業界への就職・転職には結構有利な資格の一つです。他の資格、たとえば宅地建物取引士、FP、行政書士、建築士、司法書士などと組み合わせることで活躍の場がかなり広がります。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 特になし(年齢、学歴、性別等に関係なく、誰でも受験可能)
- 試験内容
- 管理事務の委託契約に関すること
- 民法(「契約」及び契約の特別な類型としての「委託契約」を締結する観点から必要なもの)、マンション標準管理委託契約書等
- 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること
- 建物及び付属施設の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること
- 建築物の構造及び概要、建築物に使用されている主な材料の概要、建築物の部位の名称等、建築設備の概要、建築物の維持保全に関する知識及びその関係法令(建築基準法、水道法等)、建築物等の劣化、修繕工事の内容及びその実施の手続きに関する事項 等
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等
- 上記4点に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること
- 建物の区分所有等に関する法律(管理規約、集会に関すること等管理事務の実施を行うにつき必要なもの) 等
- 試験日
- 試験場所
- 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県、計8地域
- 受験手数料
- 申し込み方法
- 受験願書の配布(8月初旬から9月末)
- 一般社団法人マンション管理業協会並びに国土交通省、各地方整備局などにおいて配布、郵送請求も可
- 一般社団法人マンション管理業協会ホームページからダウンロード
- 受験申込(9月初旬~下旬)
- 合格基準
- おおよそ50問中、35問以上の正答で合格となります。(科目免除者は、おおよそ45問中、30問以上)
- 結果発表
- 免除
- マンション管理士の合格者等は、試験の一部の免除を申請することができます。免除の対象となる問題の範囲はマンション管理適正化法に関する5問です。(5問正解と同じ扱いとなります。)
- 特例措置
- 身体の障害のため試験に支障がある場合は、受験整理票の「身体障害のある者等の受験上の配慮の希望の有無」欄に、希望する配慮の内容を記入して提出が必要。
- 問い合わせ先
- 一般社団法人マンション管理業協会
- 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-13-3虎ノ門東洋共同ビル2階
- 電話番号:03-3500-2720
- ホームページ:http://www.kanrikyo.or.jp/kanri/index.html