競売不動産取扱主任者の資格とは

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「競売不動産の取扱いに関する一定水準の知識、能力の証明試験」

昨今、不動産取引がにわかに活発化し、一方で不動産取引情報の公開化が進む中、各地方裁判所が開催する競売不動産に対する一般消費者の注目も高まってきています。しかしその一方で、一般消費者に向けられた競売不動産の相談窓口は極めて限定されており、競売不動産取引についての不透明性が指摘されています。現在、競売不動産に関する助言や手続き代行などに関する法整備は一切なされておらず、一般消費者の方々から不動産競売流通協会に寄せられる相談の中でも、「競売代行業」を謳う業者とのトラブルに関するものが増えてきています。今後、インターネットを媒介として一般消費者の参入がさらに加速すると予測される中、こうしたトラブルを未然に防ぎ、一般消費者が安心して競売制度を利用するために競売不動産のアドバイスを的確に行える人材が必要とされています。競売不動産取扱主任者の資格制度は、競売不動産の入札から、落札、そして明渡しに至るまでに必要な知識について試験を行い、競売不動産の取扱いに関する一定水準の知識、能力を証明するものです。

 

メリット

競売不動産に関してアドバイスができる不動産業者は現状少ないため、不動産関連に就職している人は取得すれば顧客に対して広く物件を紹介することができます。さらに信用の獲得にもつながり業務上の大きな武器の一つになることが期待できます。

 

難易度

近年合格率は38.3%程度。

 

オススメ度:3(5段階中最高が5)

宅地建物取引士資格登録者または、宅地建物取引士試験合格者は、あわせて取得すると望ましい。

 

資格概要 

  1. 資格の種類
    • 民間資格
  2. 受験資格
    • 制限なし
    • 以下のいずれかに該当する方は協会へ登録することができません。
      • 成年被後見人又は、被保佐人
      • 禁錮以上の刑に処され、刑の執行が完了又は、刑の執行が受けることがなくなった 日から5年を経過していない方。
      • 破産者で復権を得ていない方
      • 宅地建物取引業の規定により宅地建物取引主任者としてすべき事務を禁止され、その禁止期間満了の日から5年を経過していない方。
  3. 受験内容(50問の四肢択一)
    • 不動産競売手続に関する基礎知識
      • 競売不動産の特徴、不動産競売の全体像、裁判所資料、公法上の規制
    • 不動産競売の法理論と実務
      • 民事執行法の概要(申立手続、開始手続、売却手続、及びその進行、債権関係の調査、権利関係の調査、裁判手続の保全と売却条件の判断)、裁判所交付資料の理解(読み方と実務上の注意点)、滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律の概要
    • 不動産競売を理解する前提となる法律知識
      • 民法、借地借家法、建物区分所有法、不動産登記法、宅地建物取引業法、民事執行法、民事訴訟法、民事保全法、建築基準法、都市計画法等
    • 競売不動産の移転、取得等に関する税金等
      • 登録免許税、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、印紙税等
  4. 受験日
    • 12月初旬
  5. 受験場所
    • 札幌・仙台・新潟・金沢・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇
  6. 受験手数料
    • 9,500円
    • 登録講習:16,200円
  7. 受験願書申し込み受付
    • 8月初旬から10月下旬
  8. 結果発表
    • 1月中旬
    • 試験合格者は協会への登録と、「競売不動産取扱主任者」の登録証の交付申請が行えます。
      • 競売不動産取扱主任者証発行手数料:16,200円
      • 登録の要件は、下記いずれも回答する方
        • 宅地建物取引士資格登録者または、宅地建物取引士試験合格者
        • 協会の主催する「競売不動産取扱主任者」登録時講習を受請した方
  9. 問い合わせ先
    • 一般社団法人 不動産競売流通協会
    • 〒105-0012 東京都港区芝大門2-10-1 第一大門ビル7F
    • 電話番号:03-5776-0981
    • ホームページ:http://fkr.or.jp/
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