「高齢者や障がい者に住みやすい住環境を提案する専門家」
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立しいきいきと生活できるバリアフリーな住環境を提案するアドバイザーです。医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身につけ、建築士やケアマネジャー等各種専門職と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示したり、福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスする。
メリット
介護、福祉、医療、建築のどの分野で働いていても、 異なる分野に精通していることの証明になることがメリットの一つです。
難易度
近年の合格率は1級で約7%、2級で約55%、3級で65%。
オススメ度:3(5段階中最高が5)
福祉住環境コーディネーターとして求人があることは少ないと思われます。そのため自身のスキルアップのために受験する方や、建築士や設計士、インテリアコーディネーター、介護士などがダブルライセンスとして取得するケースが多いです。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 受験内容
- 1級(前半:マークシート方式2時間/後半:記述方式2時間)
- これからの社会に求められる福祉住環境整備
- 福祉住環境コーディネーター1級の目標と役割
- 地域福祉の推進と福祉コミュニティ
- 地域で支える高齢者ケア
- 地域で支える障害者ケア
- ユニバーサルデザインの概念および沿革
- ユニバーサルデザイン環境の整備手法
- 高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ
- 高齢者住宅・施設の種類と機能
- 障害者向け住宅および施設の種類と機能
- 福祉住環境のコーディネートの実際
- 実務能力(課題に対する提案力)などの、実践力、応用力、総合的判断力を問う記述試験
- 2級(2時間)
- 高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
- 福祉住環境コーディネーターの役割と機能
- 障害のとらえ方
- リハビリテーションと自立支援
- 高齢者・障害者の心身の特性
- 在宅介護での自立支援のあり方
- 高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
- 障害別にみた福祉住環境整備
- 福祉住環境整備とケアマネジメント
- 福祉住環境整備の進め方
- 福祉住環境整備関連職への理解と連携
- 相談援助の実践的な進め方
- 福祉住環境整備の共通基本技術
- 生活行為別福祉住環境整備の手法
- 福祉住環境整備の実践に必要な基礎知識
- 福祉用具の意味と適用
- 生活行為別にみた福祉用具の活用
- 3級(2時間)
- 少子高齢社会と共生社会への道
- 福祉住環境整備の重要性・必要性
- 在宅生活の維持とケアサービス
- 高齢者の健康と自立
- 障害者が生活の不自由を克服する道
- バリアフリーとユニバーサルデザインを考える
- 生活を支えるさまざまな用具
- 住まいの整備のための基本技術
- 生活行為別に見る安全・安心・快適な住まい
- ライフスタイルの多様化と住まい
- 安心できる住生活
- 安心して暮らせるまちづくり
- 受験日
- 受験場所
- 受験手数料
- 1級:10,800円
- 2級:6,480円
- 3級:4,320円
- 受験願書申し込み受付
- 合格基準
- 1級
- 以下を両方満たすことで合格となります
- マークシート:100点満点中、70点以上。
- 記述式:100点満点中、70点以上。
- 2級・3級
- 結果発表
- 問い合わせ先
- 東京商工会議所検定センター
- 電話番号:03-3989-0777
- ホームページ:http://www.kentei.org/
