「豊富な知識を有する社会福祉分野全般の専門家」
介護福祉士、精神保健福祉士と並ぶ、福祉系三大国家資格(通称:三福祉士)の一つであります。社会福祉士は、様々な理由により、日常生活を送ることが困難な方の相談を受け、それをサポートする仕事です。かなり範囲が広いため、社会福祉のエキスパートとも呼ばれています。
メリット
就職先としては、社会福祉協議会、社会福祉施設、児童福祉関係施設、身体障碍者福祉関係施設、老人福祉関係施設、介護老人ほぼ施設などなど多岐にわたります。ですがいわゆる相談員としての求人自体は少ないという現状もあります。まだごくわずかではありますが、独立型社会福祉士も現れています。
難易度
ここ10年の合格率は、30%に満たない程度と難易度は高いと言えます。試験科目が多いため、不得意科目を作ることなく全体網羅が求められます。
オススメ度:4(5段階中最高が5)
高齢化社会における高齢者支援強化が叫ばれていることもあって、仕事を選ばなければ将来にわたって就職に困ることはおそらくないと思われます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 4年制大学で指定科目を修めて卒業した方
- 2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方
- 社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方
- 社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方
- 試験科目(18科目:1問1点の150点満点)
- 人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム、 現代社会と福祉、地域福祉の理論と方法、福祉行財政と福祉計画、社会保障、障害者に対する支援と障害者自立支援制度、低所得者に対する支援と生活保護制度、 保健医療サービス、権利擁護と成年後見制度、社会調査の基礎、相談援助の基盤と専門職、相談援助の理論と方法、福祉サービスの組織と経営、高齢者に対する支援と介護保険制度、児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度、就労支援サービス・更生保護制度
- 試験日
- 試験場所
- 筆記試験(24試験地)
- 北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
- 受験手数料
- 申し込み方法
- 受験願書の配布(9月上旬から10月上旬)
- 受験申込(9月上旬から10月上旬)
- 合格基準
- 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
- 上記を満たした者のうち、以下の18科目群すべてにおいて得点があった者
- 人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム、 現代社会と福祉、地域福祉の理論と方法、福祉行財政と福祉計画、社会保障、障害者に対する支援と障害者自立支援制度、低所得者に対する支援と生活保護制度、 保健医療サービス、権利擁護と成年後見制度、社会調査の基礎、相談援助の基盤と専門職、相談援助の理論と方法、福祉サービスの組織と経営、高齢者に対する支援と介護保険制度、児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度、就労支援サービス・更生保護制度
- 合格発表
- 免除
- 精神保健福祉士の登録を行なった方(または登録申請中の方)は、申請により、精神保健福祉士試験との共通科目である以下の共通科目が免除されます。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 社会保障
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 特例
- 身体に障害がある者については、その申請により点字、拡大文字、チェック解答用紙等による試験を行なうほか、試験時間の延長等必要な配慮を行なう。
- 問い合わせ先
