法人営業力強化検定の資格とは

shikakumatome

「金融機関が融資実行する能力を認定する資格」

法人営業力強化シリーズは、取引先企業等の抱えるさまざまなニーズに応え、また問題点の解決を図り、取引深耕につなげていく力を検証することを目的とする検定試験です。昨年度まで実施してきた「海外進出・取引入門コース(旧「海外進出・取引入門コース)」「ABL・動産評価コース」「中小企業支援コース」「事業再生コース」に加え、2015年度には「業種別エキスパート」を実施しています。業種別エキスパートは、金融庁が掲げる「取引先企業の事業性評価」のために必要な知識・スキルの検証を目的として実施するものです。具体的には、「業種別エキスパート ベーシックコース」「業種別エキスパート アアグリビジネスコース」「業種別エキスパート 建設・不動産コース」「業種別エキスパート 医療・介護コース」の4つのコースに加え、2016年度には「製造業コース」を実施することになりました。

メリット

銀行、生命保険会社、消費者金融会社などへの就職・転職が考えられます。

難易度

合格率は非公開

オススメ度:3(5段階中最高が5)

財務戦略上の留意点や経営アドバイザーとしての資質を総合的に問うことで、実務への対応力を効果的に検証できるので、営業店の渉外力アップには有利になります

資格概要  

  1. 資格の種類
    • 民間資格
  2. 受験資格
    • 制限なし
  3. 受験内容
    • 業種別エキスパート
      • ベーシックコース
        • 金融機関の法人営業担当者が毎月1度は訪問するであろう身近な業種(中小企業)に関する特性や動向、取引推進上のポイント等。予定されている出題業種は、「農業」「建設業」「不動産業」「医業」「小売業」「観光業」「サービス業」「製造業」「流通業」「飲食業」 等です。
      • アグリビジネスコース
        • アグリビジネスの基礎知識(用語理解、農業政策、農地制度、業界動向等)、アグリビジネスに係るコンサルティングの基礎知識(農業簿記、農業税務、経営分析、農業労務、販売戦略、資金調達等)、 金融機関とアグリビジネス(融資その他の金融取引、経営改善提案、ビジネスマッチング、ケーススタディ等)。
      • 医療・介護コース
        • 医療機関の着眼点(我が国の医療の現状、医療の特徴と変遷、医療政策、医療法人制度の特徴等)、介護事業の着眼点(我が国の介護の現状、高齢者保健福祉政策の変遷、介護保険制度、介護保険指定業者、介護報酬、社会福祉法人の特徴等)、資金ニーズに応じた営業推進(融資の着眼点(設備資金・運転資金)、各種分析、経営改善手法、未収金対応等)。
      • 建設・不動産コース
        • Ⅰ建設業の理解(特徴・動向・課題)、建設業の会計と財務(財務分析のポイント)、目利きのポイントと実態把握(原価管理・人材管理と育成・モニタリング)、ケーススタディ
        • Ⅱ不動産業(分譲・賃貸・管理・流通)の理解(特徴・動向・課題)、不動産業の会計と財務(財務分析のポイント)、ケーススタディ
      • 製造業コース
        • 製造業のマネジメント層とのコミュニケーションを行うために、把握しておくべき製造業の基礎知識の習得 (製造業の特徴、開発・設計、生産管理・購買管理、製造、販売管理・出荷管理、品質管理、原価管理等)。
        •  製造業分類ごとの業種を取り上げ、経営改善・生産性向上・体質強化等を支援するための経営改善アプローチ事例の理解(融資先の資金ニーズの認識、提案能力の習得)等
    • ABL・動産評価コース(○×式10問程度、四答択一式30問程度)
      • ABL・動産評価の基礎知識
        • ABL・動産評価と取引先の企業実態把握
        • ABLと金融機関のリスク管理
        • 中小企業金融の円滑化と動産評価
        • ABLの基礎知識
      • 動産評価・管理・処分の実際
        • 個別動産評価の実務
        • 集合動産評価の実務
        • 動産譲渡登記制度
        • 譲渡担保権実行の留意事項
        • 譲渡担保権設定契約書の解説
        • 売掛債権担保の実務と電子記録債権の活用
    • 海外進出・取引コース(四答択一式・語群選択式等20問程度、事例問題3題)
      • 海外進出
        • アジア諸国の基礎知識(アジア経済の概況、中小企業による海外進出の展開と課題、金融機関による海外進出支援のあり方)、現地法人設立(現地法人設立前のサポート、現地法人設立後のサポート)、海外事業戦略(海外事業展開の目的の明確化、海外事業戦略の策定、フィージビリティ・スタディ(事業化調査)、海外事業拠点の設立と立上げ)、海外拠点運営(海外事業のリスク、現地従業員と日本人駐在員社員との関係、貿易取引、経理・資金取引、撤退に関する留意点)、中国ビジネスの現状(中国進出と現地法人の運営、税務・会計・ファイナンス)、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、インド各国の基礎データと進出の留意点
      • 海外取引(外為実務)
        • 外国為替取引の基礎知識(外国為替の仕組み、外国為替相場、外国為替取引の手段と信用状統一規則、為替リスク)、輸出取引(輸出取引の基本的な仕組み、信用状の役割、信用状付き(なし)輸出為替、輸出金融)、輸入取引(輸入取引の基本的な仕組み、信用状の役割、信用状付き(なし)輸入取引、輸入金融等)、貿易外取引(外国送金、クリーンチェック、外貨預金)等
    • 中小企業支援コース(四答択一式15問程度、事例問題(論述式)3題程度)
      • 主要業種における目利きのポイント
      • 要注意先企業等の実態把握と対応
      • 経営改善計画策定・支援のアドバイス
      • 財務戦略とキャッシュフロー経営
      • 中小企業経営支援施策の活用 等
    • 事業再生コース(四答択一式15問程度、事例問題3題程度(記述式))
      • 債務者企業の分析と状況把握
      • 事業再生計画の策定と実行
      • 事業再生の各種手法
      • 事業再生のための会計・税務
    • 事業承継・M&Aエキスパート<CBT方式>
      • 中小企業の実態、事業承継関連税制、事業承継に潜む問題点、事業承継コンサルティングと事業承継ビジネス、中小企業M&Aの基礎知識、金融機関や公認会計士・税理士等におけるM&Aの活用、 中小企業M&Aの会計・税務・法務、中小企業M&Aの手順
    • 企業価値向上のための財務戦略エキスパート<CBT方式>
      • I.財務理論に関する基礎知識(企業財務の最新動向、キャッシュフロー経営、リスクリターンと資本コストほか)
      • II.経営計画と財務マネジメント(企業価値評価、財務上の課題認識と解決手法ほか)
      • III.企業価値評価と経営への応用(経営計画、リスク管理、企業の成長と戦略的経営計画実施までのプロセスほか)
      • IV.財務面での課題活用とその応用(資本構成の最適化、不要投融資の処分、事業ポートフォリオの最適化、固定資産の流動化ほか)
  4. 受験日
    • 業種別エキスパート
      • ベーシックコース
        • 5月中旬
        • 1月中旬
      • アグリビジネスコース
        • 5月中旬
      • 医療・介護コース
        • 5月中旬
        • 9月上旬
      • 建設・不動産コース
        • 9月上旬
      • 製造業コース
        • 1月中旬
    • ABL・動産評価コース
      • 5月中旬
    • 海外進出・取引コース
      • 5月中旬
    • 中小企業支援コース
      • 5月中旬
    • 事業再生コース
      • 1月中旬
    • 事業承継・M&Aエキスパート<CBT方式>:随時
    • 企業価値向上のための財務戦略エキスパート<CBT方式>:随時
  5. 受験場所
    • 全国各地で実施
  6. 受験手数料
    • 業種別エキスパート
      • ベーシックコース:4,320円
      • アグリビジネスコース;5,400円
      • 医療・介護コース:5,400円
      • 建設・不動産コース:5,400円
      • 製造業コース:5,400円
    • ABL・動産評価コース:5,940円
    • 海外進出・取引コース:4,320円
    • 中小企業支援コース:5,400円
    • 事業再生コース:12,343円
    • 事業承継・M&Aエキスパート<CBT方式>:7,560円
    • 企業価値向上のための財務戦略エキスパート<CBT方式>:7,560円
  7. 受験願書申し込み受付
    • 業種別エキスパート
      • ベーシックコース
        • 3月上旬から下旬
        • 11月上旬から下旬
      • アグリビジネスコース
        • 3月上旬から下旬
      • 医療・介護コース
        • 3月上旬から下旬
        • 7月上旬から下旬
      • 建設・不動産コース
        • 7月上旬から下旬
      • 製造業コース
        • 11月上旬から下旬
    • ABL・動産評価コース:3月上旬から下旬
    • 海外進出・取引コース:3月上旬から下旬
    • 中小企業支援コース:3月上旬から下旬
    • 事業再生コース:11月上旬から下旬
    • 事業承継・M&Aエキスパート<CBT方式>:随時
    • 企業価値向上のための財務戦略エキスパート<CBT方式>:随時
  8. 合格基準
    • 100点満点中、60点以上で合格となります。
  9. 結果発表
    • 業種別エキスパート
      • ベーシックコース
        • 6月下旬
        • 3月初旬
      • アグリビジネスコース
        • 6月下旬
      • 医療・介護コース
        • 6月下旬
        • 10月下旬
      • 建設・不動産コース
        • 10月下旬
      • 製造業コース
        • 3月初旬
    • ABL・動産評価コース:6月下旬
    • 海外進出・取引コース:6月下旬
    • 中小企業支援コース:6月下旬
    • 事業再生コース:3月初旬
    • 事業承継・M&Aエキスパート<CBT方式>
      • 受験終了後、その場で合否に係るスコアレポートを発行
    • 企業価値向上のための財務戦略エキスパート<CBT方式>
      • 受験終了後、その場で合否に係るスコアレポートを発行
  10. 問い合わせ先
    • 一般社団法人 金融財政事情研究会
    • 〒160-8519 東京都新宿区南元町19
    • 電話番号:03-3358-1161
    • ホームページ:http://www.kinzai.or.jp/
この記事を書いた人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です