「各種データをもとに天候を予測する専門家」
気象庁から提供される様々な情報を分析し、天気、気温、湿度、降水確率などを予想します。天候の予測が、命に係わる漁師や、気温によって売れ行き等が変わるような業界の場合、非常に責任の重い仕事になります。だからこそ天気を予報するという業務を行うためには、気象予報士の資格が必要です。
メリット
就職先としては、一般企業や民間の気象会社、メディア関係などが挙げられますし国家公務員などの場合もあり得ます。給与は所属する企業次第でありますが、仕事自体は激務と言われています。
難易度
例年およそ数%の合格率ですので、相当難易度は高い資格です。
オススメ度:3(5段階中最高が5)
メディアなどで働くチャンスはあるものの、求人がたくさんあるわけではありません。資格取得していることだけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンスキルを求められるでしょう。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 試験科目
- 学科試験
- 予報業務に関する一般知識
- 大気の構造
- 大気の熱力学
- 降水過程
- 大気における放射
- 大気の力学
- 気象現象
- 気候の変動
- 気象業務法その他の気象業務に関する法規
- 予報業務に関する専門知識
- 観測の成果の利用
- 数値予報
- 短期予報・中期予報
- 長期予報
- 局地予報
- 短時間予報
- 気象災害
- 予想の精度の評価
- 気象の予想の応用
- 実技試験
- 気象概況及びその変動の把握
- 局地的な気象の予報
- 台風等緊急時における対応
- 試験日(年2回)
- 試験場所
- 試験手数料
- 免除科目なしの方:11,400円
- 学科1科目免除の方:10,400円
- 学科2科目免除の方:9,400円
- 申し込み方法
- 受験願書の配布(①11月上旬から②5月下旬から)
- 受験申込(①11月上旬から下旬 ②6月中旬から7月上旬)
- 合格基準
- 学科試験
- (予報業務に関する一般知識):15問中正解が11以上
- (予報業務に関する専門知識):15問中正解が11以上
- 実技試験
- 合格発表
- 免除
- 学科試験の全部または一部に合格された方については,申請により,合格発表日から一年以内に行われる試験において,合格した科目の試験が免除となります。
- 気象業務に関する業務経歴または資格を有する方については,申請により,学科試験の全部または一部が免除となります(詳細は受験資料参照)。
- 特例
- 身体が不自由で受験に際して特別な措置を希望する方は,特別措置申立書を作成し受験申請書と共に提出が必要です。書式は自由です。不明な点があれば,申請前に当センター試験部までお問い合わせしてください。提出された申立内容を精査いたしますが,希望する措置がすべて認められるとは限りませんのでご了承ください。受け入れ可能な措置については後日連絡があります。
- 問い合わせ先
- 一般財団法人気象業務支援センター
- 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-17 東ネンビル
- 電話番号03-5281-3664(直通)
- ホームページ:http://www.jmbsc.or.jp/