「船舶設置のクレーンなどを操作する専門家」
制限(つり上げ)荷重が5トン以上の揚貨装置を運転するために必要な資格です。揚貨装置は、船舶に設置されたデリックやクレーン設備をいい、これを用いて陸から船、あるいは船から陸へ貨物を積み替える港湾での作業に用いられています。陸上でデリックを操作できるクレーン・デリック運転士の免許があっても、揚貨装置の操作はできないことになっています。
メリット
船舶関係、湾岸現場などの船舶関係での業種において従事できる職種の幅が広がります。
難易度
学科試験:70~80%程度、実技試験:90%程度
オススメ度:3(5段階中最高が5)
毎年の受験者数は比較的少ないため、希少価値はあると思われます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 試験内容
- 学科試験
- 揚貨装置に関する知識(10問30点)
- 関係法令(10問20点)
- 原動機及び電気に関する知識(10問20点)
- 揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識(10問30点)
- 実技試験
- 試験日
- 試験場所
- 各センター(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州)
- 受験手数料
- 受験申請書受付
- 各エリアの安全衛生技術センターに問い合わせください
- 合格基準
- 学科試験:各科目とも40%以上、かつ全体で60%以上の得点
- 実技試験:減点の合計が40点以下であること
- 結果発表
- 各エリアの安全衛生技術センターに問い合わせください
- 免除科目
- クレーン・デリック(クレーン限定、床上運転式クレーン限定を含む。)旧クレーン(床上運転式限定を含む。)、旧デリック又は移動式クレーン運転士免許を有する者は、学科試験の原動機及び電気に関する知識および、力学に関する知識、実技試験の運転のための合図が免除されます
- 揚貨装置運転実技教習を修了した者で、その修了した日から起算して1年以内のものは、実技試験の全部が免除されます
- 揚貨装置の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のものは、学科試験の全部が免除されます
- 床上操作式クレーン運転技能講習を修了した者、小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者および玉掛け技能講習を修了した者は、実技試験の運転のための合図が免除されます
- 問い合わせ先
- 公益財団法人安全衛生技術試験協会
- 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階
- 電話:03-5275-1088
- ホームページ:http://www.exam.or.jp/index.htm