地下タンク等定期点検技術者の資格とは

shikakumatome

「地下タンクや地下埋設配管を特殊な技術で点検できる専門家」

地中に埋められたタンクや配管は腐食しやすく、漏れ出た危険物が重大な事故をおこす恐れがあります。そのため、地下タンクや地下埋設配管には定期的な点検が必要ですが、「漏れ」の検査は高度な機器と技術が求められます。地下タンク等定期点検技術者は、そうした特殊な点検技術を証明する公的資格です。全国危険物安全協会が実施する講習を受け、修了考査に合格することで資格を取得できます。地下タンクとはガソリンスタンド等の給油施設の石油を貯蔵する上で、工場等で使用する危険物を貯蔵、学校・病院等の公共施設や、ホテル・民宿等の宿泊施設、会社・工場等の冷暖房機やボイラーと、自家発電機用の燃料の貯蔵を行う為に地下に埋設されたタンクのこと指します。

メリット

ガソリンスタンドなどが就職・転職先として考えられます。

難易度

講習と修了考査による取得が可能なため易しいです。更新制のため講習修了証の交付を受けた日から5年ごとに定期講習を受ける必要があります。

オススメ度:2(5段階中最高が5)

高精度の点検機材や高度な専門知識を持つ者以外は実施が困難であり、有資格者のニーズはますます高まると思われます。

資格概要

  1. 資格の種類
    • 公的資格
  2. 受講資格
    • 制限なし
  3. 受講内容
    • 初回講習
      • 危険物法令(1時間)
      • 危険物の概要(50分)
      • 基礎物理学(1時間)
      • 危険物施設の概要(2時間)
      • 点検実施要領(3時間40分)
      • 実習(3時間10分)
      • 修了考査(1時間40分)
    • 定期講習
      • 危険物法令(1時間30分)
      • 事例研究(2時間)
  4. 受講日
    • 初回講習
      • 札幌:7月上旬
      • 仙台:7月中旬
      • 東京
        • 5月下旬
        • 9月上旬
        • 11月上旬
      • 名古屋:8月上旬
      • 大阪:7月下旬
      • 広島:7月下旬
      • 福岡:7月上旬
    • 定期講習
      • 札幌:7月上旬
      • 仙台:7月中旬
      • 東京
        • 5月下旬
        • 9月上旬
        • 11月上旬
      • 名古屋:8月上旬
      • 大阪:7月下旬
      • 広島:7月下旬
      • 福岡:7月上旬
  5. 受講場所
    • 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
  6. 受講手数料
    • 初回講習:30,240円(テキスト代込)
    • 定期講習:9,180円(テキスト代込)
  7. 受講願書申し込み受付
    • 初回講習
      • 札幌:6月上旬から下旬
      • 仙台:6月中旬から下旬
      • 東京
        • 4月下旬から5月上旬
        • 8月上旬から中旬
        • 10月上旬から中旬
      • 名古屋:7月上旬から中旬
      • 大阪:6月下旬から7月上旬
      • 広島:6月下旬から7月上旬
      • 福岡:6月上旬から中旬
    • 定期講習
      • 札幌:6月上旬から下旬
      • 仙台:6月中旬から下旬
      • 東京
        • 4月下旬から5月上旬
        • 8月上旬から中旬
        • 10月上旬から中旬
      • 名古屋:7月上旬から中旬
      • 大阪:6月下旬から7月上旬
      • 広島:6月下旬から7月上旬
      • 福岡:6月上旬から中旬
  8. 結果発表
    • 受講後40日以内
  9. 免除
    • 甲種危険物取扱者又は、乙種第4類危険物取扱者免状の交付を受けている者は、申請により危険物法令、危険物の概要が免除されます。(要免状の写し)修了考査は免除されません。
  10. 問い合わせ先
    • 一般財団法人 全国危険物安全協会
    • 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目9番16号 日本消防会館5階
    • 電話番号:03-3597-8393
    • ホームページ:http://www.zenkikyo.or.jp/
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