「土地区画整理事業の円滑な進展を図る専門家」
都市の区画整理・環境整備などの土地区画整理事業の推進について中心的な役割を担う専門家です。土地区画整理事業に伴う土地提供者間の利害関係を公正な立場から調整し、道路・公園・宅地などの区画整理事業を進行させるのが主な仕事です。
メリット
主な就職先としては、不動産関係がメインになります。大手デベロッパーなどは最適で、土地区画整理事務所や建設コンサルタント会社などへの就職もよくあることです。もちろん独立開業する場合もあります。
難易度
合格率は学科50%前後、実地40%程度です。ただし、実務経験が必要ですので、取得には長い年数が必要です。
オススメ度:4(5段階中最高が5)
都市計画、農地、住宅などへの換地は永続的な業務であり、土地区画整理士自体の将来性はあると思われる。不動産鑑定士や建築士の方が、ダブル、トリプルライセンスとして取得することもお勧めである。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 学科試験
- 大学卒業後、1年以上の実務経験者(指定学科以外は3年以上の実務経験者)
- 短大、高専(5年制)卒業後、2年以上の実務経験者(指定学科以外は4年以上の実務経験者)
- 不動産鑑定士、不動産鑑定士補で、2年以上の実務経験者
- 不動産鑑定士、不動産鑑定士補で、大学の指定学科卒業後1年以上の実務経験者
- 高校の指定学科卒業後、3年以上の実務経験者(指定学科以外は5年以上の実務経験者)
- 8年以上の実務経験者。など
- 実地試験
- 当年度学科試験受験者並びに前年度の学科試験合格者
- 技術士法による技術士試験の第二次試験のうち技術部門を建設部門(選択科目を「都市及び地方計画」とするものに限る。)の合格者で、土地区画整理事業に関し1年以上の実務経験を有する者。
- 試験科目
- 試験日
- 検定地
- 東京、名古屋、大阪、福岡の4地区(試験地については近郊都市も含みます。)
- 検定手数料
- 学科および実地試験:18,000円
- 実地試験のみ:9,000円
- 申し込み方法
- 受験願書の販売(4月中旬~)
- 「学科・実施試験」と「実施試験のみ」の2種類があり1部600円です。
- 代金引き換えで購入(注文専用電話)
- センターホームページより購入
- センターで直接購入
- 受験申込(5月上旬~5月中旬)
- 合格基準
- 学科試験及び実地試験の別に応じて、次の基準以上の者を合格とする(ただし、学科試験、実地試験ともに試験科目ごとに一定の得点を要するものとする)が、試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性がある。
- 学科試験 総得点が60%以上(一部免除者も同様)
- 実地試験 総得点が60%以上
- なお、実地試験の選択科目については、問題の難易度を勘案して補正的措置を加えることがある。
- 結果発表
- 試験免除
- 前回の学科試験に合格した者は今回に限り学科が免除されます
- 不動産鑑定士、不動産鑑定士補で、2年以上の実務経験者は、学科試験の土地評価、法規が免除されます。
- 技術士法による技術士試験の第二次試験のうち技術部門を建設部門(選択科目を「都市及び地方計画」とするものに限る。)の合格者で、土地区画整理事業に関し1年以上の実務経験を有する者は学科が免除されます。
- 問い合わせ先
- 一般財団法人全国建設研修センター 試験業務局造園・区画整理試験部区画整理試験課
- 〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2
- 電話番号:042-300-6866(代)
- ホームページ:http://www.jctc.jp/exam/tochikukaku