「マンションの維持や管理の専門家」
いわゆるマンションの管理人とは全く異なります。マンション管理組合のサポートとコンサルティングを行うことがマンション管理士の仕事になります。複雑な権利関係と利害関係を、中立な立場から解決します。登録後、5年ごとに法定講習が義務付けられています。
メリット
就職先としては、不動産屋・マンション管理会社・ビル管理会社が挙げられます。プラスアルファの資格を取得すると独立開業への道も開けると思います。
難易度
合格率は7~10%などとかなり低く難易度は高い。
オススメ度:3(5段階中最高が5)
行政書士や宅地建物取引主任者、建築士、ボイラー技師などを取得すると、マンション管理士の資格がより生きると思われます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 特になし(年齢、学歴、性別等に関係なく、誰でも受験可能)
- 試験内容
- マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
- 建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質管理の促進等に関する法律等)等。
- 管理組合の運営の円滑化に関すること
- 管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と裁判判例、管理組合の会計 等。
- マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
- マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物設備の診断、大規模修繕 等。
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等。
- 試験日
- 試験場所
- 札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市並びにこれら周辺地域
- 受験手数料
- 申し込み方法
- 受験願書の配布(8月初旬から)
- 公益財団法人マンション管理センター(支部を含む。)並びに都道府県及び政令指定都市において配布
- 公益財団法人マンション管理センターホームページからダウンロード
- 受験申込(9月初旬~下旬)
- 合格基準
- 50問中、38問以上正解でほぼ合格となります。(一部免除者は45問中、33問以上)
- 結果発表
- 免除
- マンション管理適正化法の規定により、管理業務主任者試験の合格者等は、試験の一部の免除を申請することができます。免除の対象となる問題の範囲はマンション管理適正化法に関する5問です。(5問正解と同じ扱いとなります。)
- 特例措置
- 視覚、聴覚、音声機能又は言語機能など障害を有する者で、受験の際にその障害の状態に応じて必要な配慮で受験を希望する者は、受験整理票下部に、その旨を「受験上の配慮の希望の有無」欄に、希望する配慮の内容を記入して提出が必要。追って、当センターから連絡いたします。
- 問い合わせ先
- 公益財団法人マンション管理センター
- 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル7階
- 電話番号:03-3222-1611(試験案内専用電話)
- ホームページ:http://www.mankan.or.jp/index.html