「コンプライアンス能力を判定する試験」
近年、不祥事により社会的信用を低下し、経営に悪影響を及ぼす企業・団体が急激に増加しています。そのため、既に多くの企業では、リスクマネジメントとしてコンプライアンスに関する取り組みを進めています。民法、会社法、刑法をはじめ労働関係法令や知的財産法、個人情報保護法等といった幅広い法令の理解を促進し、それらに基づいた社内倫理の確立と、企業の社会的責任(CSR)を経営そのものに浸透させていくという動きがますます積極化する傾向にあります。このような時代の中で、より効率的に企業倫理やコンプライアンスプログラムを推進していくためには、コンプライアンス経営の根幹となる法律知識と実践的な価値判断基準を有する人材の育成こそが最も重要です。そのためのひとつの指針となるべく、「ビジネスコンプライアンス(R)検定」が創設されました。
メリット
銀行、生命保険会社、消費者金融会社などへの就職・転職に有利と言えます。
難易度
近年合格率は42.7%
オススメ度:3(5段階中最高が5)
ビジネスコンプライアンス検定は、2005年にスタートした、まだまだ歴史の浅い検定です。しかしコンプライアンスの持つ意味の重要性が広がりを見せている現在では、ますます受験者数は増加傾向にあると言えるでしょう。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 受験内容
- 上級(120分/多肢選択問題 40問、記述式 1問)
- 認定基準
- コンプライアンス経営の推進者および主体者として日々の業務課題の解決に取り組み、具体的な事例について解決手段や対応策を意思決定することができる。また、コンプライアンス経営の根幹となる高度な法律知識と実践的な価値判断基準を有する
- 内容
- コンプライアンスの基本論・総論
- コンプライアンスの基本、コンプライアンスと法の関係、コンプライアンスの基本的手法、法律・政令・条例・その他ルールの役割と体系的理解、コンプライアンス違反と制裁
- ビジネスコンプライアンスと法・ルール
- 企業活動における基本法令、消費者とコンプライアンス、情報セキュリティとコンプライアンス
- 総合事例問題
- コンプライアンス上問題となった事例をもとにした具体的な事案を提示し、関係法令についての設問や、 コンプライアンスの観点からの設問を、選択式で出題する。
- 論述問題
- コンプライアンスに関する長文の事案を提示し、設問で問われている事柄について検討した内容を1000字以内で論述する。
- 初級(60分/40問)
- 認定基準
- コンプライアンス経営のもとで、ビジネスパーソンとして日常業務を遂行する際に必要となる基礎的な法律知識と価値判断基準を有し、経営理念や社内規範、社会通念に基づく健全な行動をとることができる
- 内容
- コンプライアンスの基本論・総論
- コンプライアンスの基本、コンプライアンスと法の関係、コンプライアンスの基本的手法、法律・政令・条例・その他ルールの役割と体系的理解、コンプライアンス違反と制裁
- ビジネスコンプライアンスと法・ルール
- 企業活動における基本法令、消費者とコンプライアンス、情報セキュリティとコンプライアンス、地球環境と地域社会とのコンプライアンス
- 受験日(年2回)
- 受験場所
- 札幌、仙台、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡
- 受験手数料
- 受験願書申し込み受付
- 合格基準
- 上級:得点率が70%以上であること
- 初級:得点率が65%以上であること
- 結果発表
- 問い合わせ先
- 株式会社サーティファイ
- 〒103-0025東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
- 電話番号:0120-031-749
- ホームページ:http://www.sikaku.gr.jp/co/
