「ネットワークに関する高度な知識と技能をもった専門家」
英語名Network Specialist Examination、(略号NW)で、情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。
メリット
ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用できるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。
難易度
スキルレベル4のため難易度は高い。合格率も13%程度とかなりの難関である。
オススメ度:5(5段階中最高が5)
資格の取得をかなり求められる試験ですので、取得しておくと有利かと思われます。実績を積んでいる方は、さらに取得によって一定の評価を受けられると思われます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 試験内容
- 午前試験Ⅰ:50分/多肢選択式/30問
- 午前試験Ⅱ:40分/多肢選択式/25問
- 午後試験Ⅰ:90分/記述式/4問中2問回答
- 午後試験Ⅱ:120分/論述式/3問中1問回答
- ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること
- ネットワークシステムの要求分析,論理設計,物理設計,信頼性設計,性能設計,セキュリティ設計,アドレス設計,運用設計,インプリメンテーション,テスト,移行,評価(性能,信頼性,品質,経済性ほか),改善提案 など
- ネットワークシステムの運用・保守に関すること
- ネットワークシステムの運用・保守,セキュリティ管理・体制 など
- ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること
- ネットワークシステムの構成技術,トラフィックに関する技術,セキュリティ技術,信頼性設計技術,符号化・データ伝送技術,ネットワーク関連法規及び倫理,ネットワークに関する国内・国際標準及びその他規格 など
- ネットワークサービス活用に関すること
- 市場で実現している,又は実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術,評価技術及び現行システムからの移行技術 など
- ネットワーク・アプリケーション技術に関すること
- 電子メール,ファイル転送,Web アクセス技術,アプリケーション間通信,コンテンツ配信など
- 試験日
- 試験場所
- 受験手数料
- 申し込み方法
- 受験申込(7月中旬から中旬)
- 情報処理推進機構へインターネットもしくは郵送による
- 合格基準
- 午前Ⅰ:100点満点中、60点以上
- 午前Ⅱ:100点満点中、60点以上
- 午後Ⅰ:100点満点中、60点以上
- 午後Ⅱ:ランクA
- 上記の基準点を全て満たした者が合格となります。(多段階選抜方式)
- 結果発表
- 免除
- 以下のいずれかに該当する場合は申請により、その後の2年間において午前試験Ⅰが免除されます。
- 応用情報技術者試験合格
- 下記いずれかの高度試験合格
- ITストラテジスト試験(秋期)、システムアーキテクト試験(秋期)、プロジェクトマネージャ試験(春期)、ネットワークスペシャリスト試験(秋期)、データベーススペシャリスト試験(春期)、エンベデッドシステムスペシャリスト試験(春期)、情報セキュリティスペシャリスト試験(春期)、ITサービスマネージャ試験(秋期)、システム監査技術者試験(春期)
- 上記いずれかの高度試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績を得た者。
- 特例措置
- 身体障害者,骨折や妊娠中の方などで,特別措置を希望する方は,試験案内書に記載している通り、申請が必要です。申請内容を審査の上,特別措置の可否を決定しますので,希望する特別措置ができないこともあります。
- 問い合わせ先
- 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
- 東京都文京区本駒込二丁目28番8号 文京グリーンコートセンターオフィス15・16階
- TEL:03-5978-7600
- ホームページ:http://www.ipa.go.jp/index.html