「介護事務業務の知識および技能を判定する資格」
介護事務業務に従事する者の有する知識および技能の程度を評価・認定し、職業能力の向上とその社会的経済的地位の向上に資することを目的とします。居宅介護サービス機関、介護保険施設等における日常的な事務処理、窓口業務、居宅サービス・施設サービス報酬請求事務等の業務に関する職業能力を評価の対象とします。ケアクラーク技能認定試験の合格者には「ケアクラーク」の称号が付与されます。この称号は、介護報酬請求事務業務はもとよりコミュニケーションや社会福祉、介護技術など、介護事務職として求められる知識と技能を備えていることを証明するもので、全国の事業所や施設で「ケアクラーク」が活躍しています。
メリット
介護事業をおこなう施設や事業所が主な職場です。介護関連業務は、今後ともニーズが高まる分野です。この資格だけで就職・転職が保証される資格ではありませんが、介護業界で働くことを考えるのであれば、将来にわたって有利に働く資格です。
難易度
近年合格率は、約70%
オススメ度:3(5段階中最高が5)
実務経験を積んでスペシャリストをめざすことも可能ですが、ヘルパー、介護福祉士などの資格とあわせもつことによって、福祉業界の未来を担う人材にスキルアップの道が開けます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 受験内容
- 学科
- 人間関係(コミュニケーション)
- 人間関係の基礎・発達
- 援助的態度
- コミュニケーションの技法
- コミュニケーションと人間関係
- 心理的援助法
- 老人・障害者の心理
- 老化とその心理的影響
- 老人の心理的特性
- 老年期の精神障害
- 障害とその心理的影響
- 高齢者・障害者への対応
- 社会福祉
- 現代社会における社会福祉の理念と意義
- 社会福祉サービス体系の概要
- 社会福祉の遂行と福祉専門職
- 社会福祉をめぐる我が国の動向
- 老人福祉
- 老人の精神的・身体的特徴や障害
- 現代社会における老人福祉・老人保健
- 民間シルバーサービスの社会的意義とその現状
- 高齢者に対する総合的援助
- 地域福祉
- 地域福祉の理念と内容
- 地域福祉の推進方法
- 地域福祉の現状
- 社会福祉援助技術
- 社会福祉援助技術の目的・体系・内容
- 社会福祉援助活動における専門援助技術の体系
- 社会福祉援助技術と倫理
- 介護概論
- 介護の役割と範囲
- 看護・医療および家政との関係
- 老人・障害者の介護
- 介護技術・障害形態別介護技術
- 食事、排泄、衣類の着脱などの介護の基本的技術
- 寝たきり老人の介護技術
- 視覚・聴覚障害者の介護技術
- 肢体不自由者・内部障害者の介護技術
- 福祉用具と介護方法
- リハビリテーション
- リハビリテーションの概念
- リハビリテーションチームと専門職
- リハビリテーションの種類
- 社会資源と地域リハビリテーション
- 医学一般
- 人体の構造・機能と病的状態
- 高齢者の生理的特徴と代表的疾患
- 公衆衛生の概要
- 介護保険制度
- 介護保険法
- 介護保険制度の仕組み
- 要介護認定から介護サービス計画の作成まで
- 介護支援専門員
- 予防給付費・介護給付費の算定
- 介護事務業務
- 介護事務職員の役割
- 介護報酬請求業務
- 指定申請事務
- 介護関係事業者における個人情報の適切な取扱い
- 実技
- 介護報酬請求事務
- 居宅サービス介護給付費明細書の作成
- 施設サービス等介護給付費明細書の作成
- 受験日(年6回)
- 受験場所
- 受験手数料
- 受験願書申し込み受付
- 当該試験日の2ヵ月前より、当該試験日の2週間前まで
- 合格基準
- 学科試験および実技試験の各々の得点率が70%以上を合格とします
- 結果発表
- 問い合わせ先
- 一般財団法人 日本医療教育財団
- 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-2-10
- 電話番号::03-3294-6624
- ホームページ:http://www.jme.or.jp/