「地球温暖化問題、家庭の省エネ対策の知識を持った専門家」
家庭エコ診断制度とは、家庭からの温室効果ガス排出量の削減・抑制を目的に各家庭に応じた具体的かつ効果的なアドバイスを実施して低炭素な住まいと住まい方につなげていくためのサービスです。環境省「家庭エコ診断制度運営ガイドライン」に基づいて制度の運営が行われています。家庭エコ診断制度は、環境省の「うちエコ診断ソフト」を使用して診断を行う「うちエコ診断」と、環境省が規定する診断手法と運用管理等の要件を満たした「独自の家庭エコ診断」からなります。うちエコ診断資格試験では、家庭の省エネ・省CO2 対策の専門家である「うちエコ診断士」と「うちエコ相談員」を認定する環境省の公的資格です。「うちエコ診断士」は、「うちエコ診断ソフト」を活用し、各家庭の光熱費やCO2排出量を「見える化」し、各家庭の住まい方やライフスタイルに合わせた適切なアドバイスができる資格です。業務を行うためには、うちエコ診断士資格試験合格後、家庭エコ診断制度運営事務局に認定されたうちエコ診断実施機関に登録する必要があります。
メリット
環境省の公的資格であること、および自身のスキルアップにはつながります。しかし資格取得することで、就職・転職につながるわけではありません。
難易度
近年の合格率は、筆記試験で約65%、実技試験で約60%
オススメ度:2(5段階中最高が5)
ハウスメーカーやリフォーム業者などでは、少々有利になるとは思われます。
資格概要
- 資格の種類
- 受験資格
- 試験内容
- 筆記試験(マークシート)
- 科目1:地球温暖化問題と家庭における対策の基礎
- 地球温暖化問題
- 日本の現状と動向
- 家庭部門における二酸化炭素の排出状況
- 科目2:家庭のCO2排出分野における対策の理解
- 科目3:家庭エコ診断制度と事業リスクへの対策
- 家庭エコ診断制度とうちエコ診断
- 個人情報・消費者問題・倫理規定
- 実技試験(審査範囲)
- 提案力
- 受診家庭のライフスタイルをイメージする
- 受診家庭においてCO2削減において効果的と思われる分野や対策を把握している
- 相手が納得できる「解決策」を提案する
- 行動を起こすために必要な事柄についてのアドバイス
- コミュニケーション力
- 会話のキャッチボールが成り立つ
- 受診者の意見、話を聞いている
- 時間配分を考えた診断ができる
- 診断ソフトの操作力
- 画面が表示されたら、図やグラフの説明を行っている
- うちエコ診断ソフトの操作ができる
- 受験日
- 受験場所
- 筆記試験:仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
- 実技試験:二次試験受験票で指定
- 受験手数料
- 受験願書申し込み受付
- 合格基準
- 筆記試験
- 3科目全てにおいて、問題数のうち65%以上の正答で合格となります
- 結果発表
- 免除
- エコ相談員の資格保持者は、資格認定後2年間において、申請によりうちエコ診断士資格試験の筆記試験(一次試験)が免除されます。
- 前年の試験において筆記試験(一次試験)に合格した者は、翌年に限り筆記試験(一次試験)が免除されます
- 問い合わせ先
- うちエコ診断補助事業事務局
- 〒101-0054 東京都千代⽥区神⽥錦町1-12-3 第⼀アマイビル4 階
- 電話番号:03-6273-7605
- ホームページ:https://www.uchieco-shindan.go.jp/2015/shindan/exam_shindanshi.php